2020年6月に発売のスマートフォン「HUAWEI P40 lite E」(ファーウェイ ピー フォーティー ライト イー)のスペックをまとめ、評価をします。
ファーウェイのP40シリーズは3機種ラインナップされていますが、そのうち本機種は最も安価なエントリーモデルです。
2万円台という安い価格ながら、48MPのトリプルカメラや4000mAhの大容量バッテリーを搭載しているのが特徴です。
もちろん価格なりの気になる点もありますので、全体として魅力的な端末なのかを見ていきましょう。
今回紹介する製品
メーカー | HUAWEI(ファーウェイ) |
製品名 | P40 lite E |
キャリア | SIMフリー |
発売日 | 2020年6月19日 |
価格(税込) | 27,280円 |
P40 lite Eのオススメポイント
気になる点
- GMS( グーグルモバイルサービス)を搭載していない
- micro-USB端子を採用している
- Wi-Fiの対応規格が古い(2.4GHzのみ対応)
P40 lite Eの特徴・評価
デザイン・質感 | 4.0 |
携帯性 | 3.5 |
レスポンス | 3.5 |
画面表示 | 3.0 |
バッテリー | 4.0 |
カメラ | 3.5 |
機能性 | 3.5 |
コストパフォーマンス | 4.0 |
デザイン: 4.0
P40シリーズの上位機種とは異なり、カメラや指紋センサーなどP30シリーズに近いデザインですね。
背面のデザインに新しさは感じられませんが、前面は新たにパンチホール式のインカメラが採用されており新鮮さが感じられます。
カラーバリエーションはミッドナイトブラック・オーロラブルーの2色です。
本体カラーも特徴的で、背面パネルには光の屈折を伴う「2.5D効果」を実現しています。実機を見てみないとどのような感じかは分かりませんが、こだわりが感じられて良いですね。
携帯性: 3.5
サイズは縦159.81 x 幅76.13 x 厚さ8.13 mmです。
縦方向は標準的なサイズといえますが、その割に幅はかなり広めですね。幅が75mmを超えてくると、かなり大きいなという印象です。手の小さい人には握りづらいかもしれません。
重さは176gとなっています。スペックを考慮すれば、重すぎず軽すぎずといった感じですね。
幅さえ気にならなければ、問題なく使えるサイズ・重さでしょう。
レスポンス: 3.5
ミドルレンジ向けCPU「Kirin 710F」やRAM 4GBを搭載します。
ブラウザやSNSなどの基本的なアプリであれば十分快適に動作するCPU性能です。
ゲームも重いものでなければ、快適に遊べるでしょう。
RAMも最低限4GBあれば大抵の場面では快適に動作しますよ。
2万円台の価格なりの性能といった感じです。
画面表示: 3.0
6.39インチ液晶ディスプレイ(HD+: 1560 x 720)を搭載しています。
2万円台のエントリーモデルということで、解像度がHD+に抑えられていますね。
最近のスマホはFHD+以上が主流ですが、HD+でもドットの荒さは意外と気になりませんよ。
価格を抑えるために解像度を抑えているのは良いことだと思います。
バッテリー: 4.0
バッテリー容量は4000mAhです。
4000mAhあれば外出先でもバッテリーの心配をすることなく安心して使えますね。
2万円台のスマホとしてはかなり充実した容量であると感じます。
エントリーモデルということもあり、急速充電やワイヤレス充電には対応していません。
カメラ: 3.5
広角 | 4800万画素(F1.8) |
超広角 | 800万画素(F2.4、視野角120°) |
被写界深度 | 200万画素(F2.4) |
背面に広角・超広角・被写界深度の3つのカメラを搭載しています。
エントリーモデルながら充実したカメラ構成ですね。
広範囲やボケなど、様々なシーンが撮影できます。
上位機種と同様にAI機能も搭載しているので、AIがシーンを自動認識して最適な写真が撮影できます。
機能性: 3.5
SIMフリースマホらしく、デュアルSIM(DSDV)に対応しています。
さらに各キャリアの周波数に対応しているので、使い勝手は良さそうですね。
また上位モデルとは異なり、従来どおりmicroSDに対応しているのは「P40 lite E」ならではのメリットですね。本体ストレージは64GBしかありませんが、microSDにより容易にストレージの拡張が可能です。
一方でGMS(グーグルモバイルサービス)に対応していない点には注意が必要です。
Google Playストアをはじめ、GoogleマップやGmailなどといったGoogle製のアプリが使えないのは不便ですね。
またmicro-USBや2.4GHzのWi-Fiなど、2020年のスマホとは思えない対応規格の古さも気になります。
特にWi-Fiは電波干渉を受けやすく速度も遅い仕様なので、残念ですね。
コストパフォーマンス: 4.0
従来のliteシリーズよりも低価格でありながら、カメラやバッテリーは着実に進化しています。
一方でmicro-USBや2.4GHzのWi-Fiなど、価格を感じさせる面もあります。
より高価な前モデルとほぼ同じCPU性能ですし、トータルで見れば十分コストパフォーマンスが優れているように感じます。
2万円台の安価なスマホなら、こちらもオススメ!
→HUAWEI nova lite 3+ スペックまとめ・評価 | 2万円台ながら128GBストレージ搭載
P40 lite Eをオススメしたいユーザー
- なるべく安いスマホが欲しい
- そこそこ良いカメラでバッテリー持ちも重視したい
- ブラウザやSNSが快適に使えれば性能は十分
スペック
メーカー | HUAWEI(ファーウェイ) |
製品名 | P40 lite E |
発売日 | 2020年6月19日 |
価格(税込) | 27,280円 |
OS | EMUI 10.1 (Android 10) |
本体サイズ | 縦159.81 x 幅76.13 x 厚さ8.13 mm |
重さ | 176 g |
カラー | ミッドナイトブラック オーロラブルー |
ディスプレイサイズ・種類 | 6.39インチ液晶 |
デイスプレイ解像度 | 1560 x 720ピクセル |
バッテリー容量 | 4000 mAh |
Qi(ワイヤレス充電) | × |
CPU | Kirin 710F |
RAM | 4GB |
ストレージ | 64GB |
外部メモリ | microSD (最大512GB) |
アウトカメラ | 4800万画素(広角、F1.8) 800万画素(超広角、F2.4、視野角120°) 200万画素(被写界深度、F2.4) |
インカメラ | 800万画素 |
対応バンド | FDD LTE: B1/2/3/5/7/8/18/19/20 TDD LTE: B38/40/41 (2540 ~ 2655) WCDMA: B1/2/5/6/8/19 GSM: 850/900/1800/1900 MHz |
SIMスロット | nanoSIM x 2 |
Wi-Fi | 802.11b/g/n (2.4GHz) |
Bluetooth | 5.0 |
USB | Micro-USB |
おサイフケータイ | × |
NFC | ○ |
防水・防塵 | × |
イヤホンジャック | ○ |
生体認証 | 指紋 |
まとめ
【HUAWEI P40 lite E】は2020年6月にHUAWEI(ファーウェイ)から発売のSIMフリースマートフォンです。
今までの「lite」よりも安価なモデルとなっており、価格は2万円台後半です。
非常に安価ながら、カメラやバッテリーなどの重要な部分は価格以上に充実している印象です。
一方でmicro-USBや2.4GHzのWi-Fiなど、価格を感じさせる点もあります。
トータルで見ればコスパが優れており、とにかく安いスマホが欲しいのであればオススメしたいです。