2019年11月に発売されたスマートフォンのAQUOS sense3(アクオス・センス・スリー)の実機レビュー・評価をします。
今回レビューする製品
メーカー | SHARP(シャープ) | ||
製品名 | AQUOS sense3 | ||
キャリア | SIMフリー | ドコモ | au |
型番 | SH-M12 | SH-02M | SHV45 |
発売時期 | 2019年11月27日 | 2019年11月1日 | 2019年11月2日 |
希望小売価格 | 3万円台半ば | 31,680円(税込) | 36,720円(税込) |
オススメポイント
AQUOS sense3は縦147mm・幅70mmの片手で持ちやすいサイズながら、4000mAhの大容量バッテリーを搭載します。大型のハイエンド端末並の容量です。省エネのIGZOディスプレイも搭載しているため、バッテリー持ちが大変優れておりオススメです!
国内メーカーらしく、「おサイフケータイ」や「防水・防塵」といった日本人が重視する機能に当たり前のように対応しています。またシャープご自慢のIGZOディスプレイを搭載しており、3万円台のスマホとは思えないほど発色が良く見やすいです。国内メーカーならではのこだわりが感じられます。
SIMフリー版は国内メーカー初のDSDV(2枚のSIM同時待受)対応スマホです。今まで海外メーカーのDSDV対応スマホを選択していた方にもオススメできます。さらにSIMフリー版なら「ドコモ・au・ソフトバンク」の3大キャリア全てに対応しており、DSDVの利便性を存分に活かせます。
気になる点
- ミドル級CPUのため高負荷なゲームに適さない
- 望遠カメラなし&超広角カメラに歪みあり
- ドコモ版は対応バンド(周波数)が少ない
AQUOS sense3の評価
- デザイン・質感:8.5 / 10
- レスポンス:7.5 / 10
- 画面表示:8.5 / 10
- バッテリー:9.5 / 10
- カメラ:7.5 / 10
- 機能性:8.5 / 10
- コストパフォーマンス:8.5 / 10
デザイン・質感:8.5 / 10
側面から背面にかけてアルミフレームで覆われており、本機を握ったときのひんやりとした心地が気持ちいいです。
デザイン自体はシンプルで味気ないですが、アルミ素材による剛性感・高級感が感じられます。
カラーバリエーションはライトカッパー、シルバーホワイト、ブラックのほかにドコモ専用のディープピンクやau専用のソフトピンクがあります。
豊富なカラーバリエーションから自分好みの一台を選べますね。
レスポンス:7.5 / 10
CPUは「Snapdragon 630」を搭載しています。2017年に登場した少々古めのミドルCPUです。
負荷のかかる重いゲームには向きませんが、WEBブラウジングやLINE・Twitterなど基本的な作業であれば問題ありません。
タッチパネルの感度も良好で、スペックの割にスクロールは滑らかに動きます。
ただしアプリの読み込みや切り替わりでは、最新のミドルCPU(Snapdragon 7xx)搭載機種と比較すると遅さを感じます。
画面表示:8.5 / 10
ディスプレイは5.5インチFHD+(2160 x 1080ピクセル)液晶を搭載しています。
シャープ製のIGZOディスプレイを搭載しており、液晶の中ではかなり発色が良く見やすいです。
3万円台で買えるスマホにしてはかなり良い画質であると感じます。
インカメラはディスプレイ外にあるため、画面上部にノッチ(切り欠き)もなくスッキリしています。
バッテリー:9.5 / 10
バッテリー容量は4000mAhです。最新のハイエンドモデル並の容量となっており、バッテリー持ちは非常に優れています。
さらに急速充電にも対応しており、大容量バッテリーを短時間で充電可能です。急速充電器も付属しています。
「バッテリー」の優れたスマホならこちらがオススメ!
→【Xiaomi Mi Note 10】評価・レビュー / スマホ初の1億画素カメラ!バッテリーも優秀!
カメラ:7.5 / 10
1200万画素(広角、F2.0)+ 1200万画素(超広角、F2.4)のデュアルカメラをアウトカメラとして搭載しています。
広角カメラは自然な色合いで目立ったノイズもなくそこそこ綺麗な写真が撮れます。
超広角カメラは周辺部がかなり歪むため、基本的には広角カメラを使用するのが望ましいです。
また、カメラアプリ内のボタンのタッチ範囲がシビアで誤反応しやすいのが気になりました。
機能性:8.5 / 10
SIMフリー版は国内メーカー初のDSDV(2枚のSIM同時待受)に対応しています。また国内メーカーのスマホらしく、「おサイフケータイ」や「防水・防塵」には当たり前のように対応しています。
SIMフリー版とau版はドコモ・au・ソフトバンク系列全てに対応しており、どのキャリアでも快適に使えます。
一方ドコモ版は3大キャリアに対応してはいますが、au・ソフトバンク向けのプラチナバンドに対応しておらず繋がりにくい場面が出てくるので注意が必要です。
コストパフォーマンス:8.5 / 10
「4000mAhの大容量バッテリー」「おサイフケータイ」「防水・防塵」「DSDV」等機能が充実していながら、3万円台で購入できるお買い得なスマホです。
ただし少々古めのCPUや上下にベゼル(縁)のあるディスプレイ等、同価格帯の中華スマホに比べて新しい要素が少なくコストパフォーマンスは劣ります。
AQUOS sense3をオススメしたいユーザー
- コンパクトでバッテリー持ちの良いスマホが欲しい
- DSDV(2回線同時待受)を使いたい
- 『おサイフケータイ』や『防水・防塵性能』が欲しい
スペック
メーカー | SHARP(シャープ) | ||
製品名 | AQUOS sense3 | ||
キャリア | SIMフリー | ドコモ | au |
型番 | SH-M12 | SH-02M | SHV45 |
発売日 | 2019年11月27日 | 2019年11月1日 | 2019年11月1日 |
メーカー希望小売価格 | 3万円台半ば | 31,680円(税込) | 36,720円(税込) |
OS | Android 9 Pie | ||
本体サイズ | 縦147 x 幅70 x 厚さ8.9 mm | ||
重さ | 167 g | ||
カラー | ソフトピンク(auのみ)、シルバーホワイト ライトカッパー、ブラック ディープピンク(ドコモのみ) |
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ディスプレイサイズ・種類 | 5.5インチ液晶(IGZOディスプレイ) | ||
デイスプレイ解像度 | FHD+(2160 x 1080ピクセル) | ||
バッテリー容量 | 4000 mAh | ||
Qi(ワイヤレス充電) | × | ||
CPU | Qualcomm Snapdragon 630 / オクタコア(2.2 GHz x 4 + 1.8 GHz x 4) | ||
内蔵メモリ | 4 GB RAM / 64 GB ROM | ||
外部メモリ | microSDXC 512 GB | ||
アウトカメラ画素数 | 1200万画素(広角、F2.0) 1200万画素(超広角、F2.4) |
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インカメラ画素数 | 800万画素(F2.2) | ||
対応バンド | LTE: B1 / 3 / 4 / 5 / 8 / 12 / 17 / 18 / 19 / 39 / 41 3G: B1 / 5 / 6 / 8/ 19 GSM: 850 / 900 / 1800 / 1900 MHz |
LTE: B1 / 3 / 19 3G: B1 / 6 / 19 |
LTE: B1 / 3 / 8 / 18 / 19 / 26 3G: B1 / 6 / 8/ 19 |
SIMスロット | nanoSIM x 2(DSDV対応) (1基はmicroSDXCカードスロットと排他利用) |
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Wi-Fi | 802.11a/b/g/n/ac | ||
Bluetooth | 5.0 | ||
USB | Type-C | ||
おサイフケータイ | ○ | ||
NFC | ○ | ||
防水・防塵 | IPX5/IPX8(○)/ IP6X | ||
イヤホンジャック | ○ | ||
生体認証 | 指紋認証、顔認証 |
まとめ
【AQUOS sense3】(アクオス・センス・スリー)はコンパクトながら4000mAhの大容量バッテリーを備えています。
さらに「おサイフケータイ」や「防水・防塵」はもちろん、国内メーカー初のDSDV(2枚のSIM同時待受)にも対応しています。
口コミの評判も良く、多くのユーザーが特にバッテリー性能に満足しています。
3万円台で購入可能なコストパフォーマンスに優れたバッテリー最強のスマートフォンです!