2019年12月に発売されたスマートフォンのLG G8X ThinQ(エルジー・ジーエイトエックス・シンキュー)の実機レビュー・評価をします。
今回レビューする製品
メーカー | LG(エルジー) |
製品名 | G8X ThinQ |
キャリア | ソフトバンク |
発売時期 | 2019年12月6日 |
価格 | 55,440円(税込) |
LG G8X ThinQのオススメポイント
気になる点
- スマホにしてはかなり重い(2画面ケース装着時: 331g)
- 2画面ケースの充電端子が独自規格
- 2画面ケース自体は防水・防塵に対応していない
LG G8X ThinQの評価
デザイン・質感 | 4.0 |
携帯性 | 2.5 |
レスポンス | 5.0 |
画面表示 | 5.0 |
バッテリー | 4.0 |
カメラ | 4.0 |
機能性 | 4.5 |
コストパフォーマンス | 5.0 |
デザイン・質感: 4.0
付属のディスプレイ付きケースを装着することで2画面スマホになります。
ニンテンドー3DSのように折りたたむことが可能です。
2画面を閉じた時の正面はミラー状となっています。ミラー内にはLEDが組み込まれており、時間や通知の簡易的な表示が可能です。
ミラー仕上げはカッコいい要素ではありますが、かなり指紋が目立つのが気になります。
背面はカメラ周辺が大きく露出しています。端末背面が見えるデザインには好感が持てます。
携帯性: 2.5
2画面なだけあって、スマホとしての携帯性は良くありません。
2画面ケース装着時、重さは331gとなりiPad miniくらいあります。
両手で操作する前提の端末なので、数値から想像するほどの重さは感じません。
折り畳んだ時のサイズも縦166mm、厚さ15mmあるため、スマホとしてはかなり長くて分厚いです。
普段スマホを窮屈なズボンやシャツのポケットに入れている場合は注意が必要ですね。
携帯性を重視するなら、こちらのスマホがオススメ!
→Xperia 5 実機レビュー | 21:9画面のコンパクトハイエンド
レスポンス: 5.0
2画面同時にアプリを起動した際のレスポンスは気になるところですが、全く問題ありません。
2つのゲームを同時に起動してもサクサク動きます。
CPU(SoC)はハイエンド向けのSnapdragon 855を搭載し、RAMも6GBと十分な容量搭載しているおかげで2画面操作も快適です。
アプリの読み込みや切り替えはかなり早く、動作のもたつきは一切ありません。
画面表示: 5.0
2画面スマホと謳っているだけあり、本端末最大の魅力はディスプレイです。
6.4インチ有機ELディスプレイ(2340 x 1080)を2つ搭載します。
ゲームを2つ同時に起動したり、ブラウザとSNSを同時に起動したりといろいろできますよ。
その他にも片方の画面で写真のプレビュー表示をしながら、もう片方の画面で撮影を続けられるのは便利ですね。
ケース側のディスプレイ上部に無駄なノッチ(切り欠き)があるのは気になる点です。ケース側にはインカメラがないので、ノッチを設ける必要はないんですけどね。
バッテリー: 4.0
バッテリー容量は4000mAhです。
常に2つのアプリを同時操作し続けるような酷な使い方をしなければバッテリーは十分長持ちします。
ただし2画面搭載しているので、4000mAhという大容量にしてはバッテリーの減りは早い印象です。
また、充電は2画面ケースを装着した状態でも可能です。
ただし充電端子が独自規格なので変換アダプターを使用して充電する必要があります。もちろん、ケースを装着していない状態なら端末本体のUSB-C端子で充電できますよ。
ワイヤレス充電(Qi)にも対応しているので、対応の充電器さえ持っていれば楽に充電できます。
カメラ: 4.0
1200万画素(広角)・1300万画素(超広角)のデュアルカメラを搭載しています。
カメラを売りにしているスマホではないのですが、思った以上に良い画質で写真を撮ることができます。
ただし望遠カメラを搭載していないので、遠距離の撮影にはあまり向いていません。
よほどカメラにこだわりがなければ、十分に満足できる性能です。
機能性: 4.5
対応していない機能を挙げるのが難しいほど、機能が充実しています。
おサイフケータイや防水・防塵はもちろん、画面内指紋認証やワイヤレス充電など「全部入り」と表現したくなります。
さらにフルセグにも対応しており、テレビも見れてしまいます。
機能面で唯一気になるのは、2画面ケース自体は防水・防塵に対応していないことですね。うっかり水中に入れてしまわないよう注意が必要です。
4G LTEの対応バンド(周波数)は、ソフトバンク以外のプラチナバンドを掴みません。
そのためドコモやauの回線では室内や地下・山間部などで繋がりにくい場面が出てきます。
コストパフォーマンス: 5.0
2画面ついててCPU性能がトップレベルで機能が充実してて、5.5万円は安すぎです。
10万円してもおかしくない性能ですよ。例えば、同じCPUを搭載して機能も同じくらいのXperia 5はソフトバンクで買うと11万円くらいします。
価格設定を間違えたのではと疑いたくなってしまうほどお得です。
LG G8X ThinQをオススメしたいユーザー
- 2画面を使って、いろいろな使い方をしたい
- 両手で操作するから、多少重くても気にならない
- コスパが良くて高性能なスマホが欲しい
スペック
メーカー | LG(エルジー) |
製品名 | G8X ThinQ |
キャリア | ソフトバンク |
発売日 | 2019年12月6日 |
希望小売価格 | 55,440円(税込) |
OS | Android 9 Pie |
本体サイズ | 縦166 x 幅164 x 厚さ15 mm (本体のみ:縦160 x 幅76 x 厚さ8.4 mm |
重さ | 331 g(本体のみ:193 g) |
カラー | オーロラブラック |
ディスプレイサイズ・種類 | 6.4インチ有機EL x 2 |
デイスプレイ解像度 | FULL HD+(2340 x 1080ピクセル)x 2 |
バッテリー容量 | 4000 mAh |
Qi(ワイヤレス充電) | ○ |
CPU | Snapdragon 855 / オクタコア (2.8GHz x 1 + 2.4GHz x 3+1.7GHz x 4) |
内蔵メモリ | 6 GB RAM / 64 GB ROM |
外部メモリ | microSDXC 512 GB |
アウトカメラ画素数 | 1200万画素(広角) 1300万画素(超広角) |
インカメラ画素数 | 3200万画素 |
対応バンド | LTE: B1 / 3 / 8 / 11 / 28 / 42 3G: B1 / 8 |
SIMスロット | nanoSIM x 1 |
Wi-Fi | 802.11a/b/g/n/ac |
Bluetooth | 5.0 |
USB | Type-C |
おサイフケータイ | ○ |
NFC | ○ |
防水・防塵 | IPX5・8 / IP6X(本体のみ) |
イヤホンジャック | ○ |
生体認証 | 指紋認証(ディスプレイ) |
まとめ
【LG G8X ThinQ】(エルジー・ジーエイトエックス・シンキュー)は2画面を搭載した、様々な使い方のできるスマートフォンです。
ただ2画面を搭載するだけでなく、性能・機能も一級品です。10万円してもおかしくないスペックながら、5.5万円で買えてしまうのは非常にお得です。
口コミの評判も良く、多くのユーザーが特にディスプレイやコストパフォーマンスに満足しています。
とりあえず買っておけば後悔しないであろう、非常にオススメできるスマートフォンです!