2020年5月に発売の5G対応スマートフォンLG V60 ThinQ 5Gのスペックをまとめ、評価をします。
LG V60 ThinQ 5Gはドコモとソフトバンクから発売された5G対応のスマートフォンです。
LG(エルジー)のフラッグシップモデルで、2019年に発売されたG8X ThinQの後継機にあたります。
付属のディスプレイ付きケースの装着により、2画面化できるのが大きな特徴です。
今回紹介する製品
メーカー | LG(エルジー) | |
製品名 | V60 ThinQ 5G | |
キャリア | ドコモ | ソフトバンク |
型番 | L-51A | - |
発売日 | 2020年5月11日 | |
価格(税込) | 118,008円 | 139,680円 |
LG V60 ThinQ 5Gのオススメポイント
気になる点
- 1画面の状態でもかなり大きくて重い
- 前モデルの2倍以上の価格
LG V60 ThinQ 5Gの特徴・評価
デザイン・質感 | 4.5 |
携帯性 | 2.0 |
レスポンス | 5.0 |
画面表示 | 5.0 |
バッテリー | 4.5 |
カメラ | 4.5 |
機能性 | 5.0 |
コストパフォーマンス | 3.5 |
デザイン・質感: 4.5
前モデルであるG8X ThinQと同様に、付属のディスプレイ付きケースを装着することで2画面化することができます。
スマホ本体・ケースのデザインは前モデルからあまり変わっていません。

カラーバリエーションはドコモとソフトバンクで異なります。
ドコモは「ザ ブラック」と「クラッシーホワイト」の2色です。
特に「クラッシーホワイト」はケースの色もホワイトとなっており、「ザ ブラック」とは大きく印象が異なります。
一方、ソフトバンクは「クラッシーブルー」1色のみになっています。
ゴールド(側面・カメラ周り)とブルー(背面パネル)のコントラストが美しいですね。
携帯性: 2.0
ディスプレイ付きケースを装着した状態だと重さは353gにもなり、iPad miniを軽く上回ります。
2画面を折り畳んで片手で持った際には、かなり重く感じますね。
ケースを取り外した場合でも縦170 x 幅78 x 厚さ9.2 mmとなっており、かなり縦長で幅広です。縦170mm台のスマホは中々ありませんからね。
重さも218gとなっており、ケースをつけてない状態でも手にずっしり来るでしょう。
ケース装着の有無に関わらず、携帯性が良いとは言えなそうです。
レスポンス: 5.0
最新の高性能CPU「Snapdragon 865」やRAM 8GBを搭載します。
前モデルのCPUから25%の性能向上を果たしており、ゲームやWEBブラウジングなどは余裕でこなせるでしょう。
RAMも6GBから8GBに増量しており、2画面でのアプリ同時起動もより快適になるはずです。
基本的にレスポンスに不満を抱くことはないと思います。
画面表示: 5.0
6.8インチ有機ELディスプレイ(2460 x 1080)を搭載します。
ケース側にも全く同じサイズ・解像度のディスプレイが搭載されています。
前モデルからは0.4インチも大きくなっています。
2画面あればゲームを2つ同時に起動したり、ブラウザとSNSを同時に起動したりといろいろできますね。
バッテリー: 4.5
バッテリー容量は5000mAhです。
スマホの中では最大級の容量ですね。
前モデルも4000mAhあったのですが、2画面動作時のバッテリー持ちはややイマイチでした。
大幅に強化されたバッテリーに期待したいですね。
また、ワイヤレス充電にも対応しています。
前モデルと同様に、ケースの充電端子は独自規格となっています。
カメラ: 4.5
- 6400万画素(広角、F1.8)
- 1300万画素(超広角、F1.9)
の計2つのカメラとToFセンサーを搭載しています。
広角カメラは前モデルの1200万画素から6400万画素へと大幅に画素数が増しています。
画素数だけでなく、画質の向上にも期待したいですね。
また新たにToFセンサーを搭載したことで、より高クオリティなポートレート撮影が期待できます。
前モデルと同様に、望遠カメラを搭載していないのは惜しいですね。
さらに8K動画の撮影にも新たに対応していますよ。
機能性: 5.0
5Gの周波数帯としてはSub6にのみ対応しています。より通信速度の速いミリ波には対応していません。
またWi-Fiの規格も進化しており、新たにWi-Fi 6(11ax)に対応しています。通信速度が速いのはもちろん、複数端末接続時にも安定して通信が可能です。
IPX5・8 / IP6Xの防水・防塵性能(ケースなしの場合のみ)を備え、おサイフケータイにも対応しています。
生体認証に関しては、画面内指紋認証に対応しています。
外部ストレージはmicroSDに対応しており、最大512GBの容量まで対応しています。
コストパフォーマンス: 3.5
前モデルのG8X ThinQがハイエンドモデルながら約5.5万円という、破格の値段でした。
一方のV60 ThinQはドコモ版が約11.8万円となっており、前モデルの2倍以上の価格となっています。
5Gに対応しスペックも更に向上しているものの、値上がりしすぎかなという印象です。
前モデルのコスパがあまりにも良すぎたので、非常に高価だと感じてしまいますね。
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LG V60 ThinQ 5Gをオススメしたいユーザー
- 2画面を使ってゲームや動画を楽しみたい
- 最新・最高性能にこだわりたい
- 両手で操作するから、多少重くても気にならない
スペック
メーカー | LG(エルジー) | |
製品名 | V60 ThinQ 5G | |
キャリア | ドコモ | ソフトバンク |
型番 | L-51A | - |
発売日 | 2020年5月11日 | |
価格(税込) | 118,008円 | 139,680円 |
OS | Android 10 | |
本体サイズ | 縦177 x 幅166.3 x 厚さ15.0 mm (本体のみ:縦170 x 幅78 x 厚さ9.2 mm) |
|
重さ | 353 g(本体のみ:218 g) | |
カラー | ザ ブラック クラッシーホワイト |
クラッシーブルー |
ディスプレイサイズ・種類 | 6.8インチ有機EL x 2 | |
デイスプレイ解像度 | FULL HD+(2460 x 1080ピクセル)x 2 | |
バッテリー容量 | 5000 mAh | |
Qi(ワイヤレス充電) | ○ | |
CPU | Snapdragon 865 | |
内蔵メモリ | 8 GB RAM / 128 GB ROM | |
外部メモリ | microSDXC(最大512 GB) | |
アウトカメラ画素数 | 6400万画素(広角、F1.8) 1300万画素(超広角、F1.9) ToFセンサー |
|
インカメラ画素数 | 1000万画素(F1.9) | |
対応バンド | 未定 | 5G: n77 4G: B1, 2, 3, 4, 8, 11, 12, 17, 28, 38, 39, 40, 41, 42 3G: B1, 2, 4, 8 GSM: 850, 900, 1800, 1900 MHz |
SIMスロット | nanoSIM x 1 | |
Wi-Fi | 802.11a/b/g/n/ac/ax (Wi-Fi 6) | |
Bluetooth | 5.1 | |
USB | Type-C | |
NFC | ○ | |
防水・防塵 | IPX5/8、IP6X(本体のみ) | |
イヤホンジャック | ○ | |
生体認証 | 指紋 |
まとめ
【LG V60 ThinQ 5G】は2020年5月にドコモとソフトバンクから発売の5G対応スマートフォンです。
前モデルと同様、付属のディスプレイ付きケースを装着すれば2画面スマホへと変身します。
最新のCPU「Snapdragon 865」や8GB RAMを搭載し、2画面でのアプリ同時起動も余裕でこなせるでしょう。
前モデルでやや不足気味だったバッテリーも5000mAhに強化され、2画面でも安心して使えると思います。
防水・防塵性能やおサイフケータイ対応など、機能性も非常に優れています。
サイズや重さはややネックですが、それ以上に「2画面」が魅力な高性能スマートフォンです。