Unihertz(ユニハーツ)のスマートフォン「Jelly 2」が手元に届きましたので実機レビューをしていきます。
Jelly 2は手のひらに余裕で収まる、非常にコンパクトなスマートフォンです。
電子マネーの決済用にコンパクトなサブ機を探していたところ、Jelly 2のクラウドファンディングが実施されていたため出資し入手に至りました。
おサイフケータイに対応しているため、Suicaをはじめ様々な電子マネーに対応していますよ。
あまりに小さいためメイン機としてはオススメできませんが、特定の目的でサブ機として持つには最適なスマホです。
そんなJelly 2の実際の使い勝手はどうなのかを、徹底的にレビューしていきます。
Jelly 2の基本スペック
発売日 | 2021年3月5日 |
本体サイズ | 高さ95 x 幅49.4 x 厚さ16.5mm |
重さ | 110g |
ディスプレイ | 3.0インチ液晶 (480 x 854ピクセル) |
バッテリー容量 | 2000mAh |
OS | Android 10 |
CPU | Helio P60 Octa-Core, 2.0GHz |
RAM・ストレージ | 6GB + 128GB |
外部メモリ | microSD |
アウトカメラ | 1600万画素 |
インカメラ | 800万画素 |
価格(税込) | 24,999円(Amazon) |
Jelly 2のオススメポイント
気になる点
- 一般的なスマホの2倍ほど分厚い
- 待機時のバッテリーの減りが早い
- 充電しながら操作しづらい
Jelly 2の評価
デザイン・質感 | 3.5 |
携帯性 | 5.0 |
レスポンス | 3.5 |
画面表示 | 3.0 |
バッテリー | 3.0 |
カメラ | 3.0 |
価格 | 4.0 |
保護フィルムとケースが装着済だからすぐに使える
Jelly 2には保護フィルムとケースがあらかじめ装着されているため、開封後すぐに使い始めることができます。
ケースは付属品なだけあって、サイズがピッタリです。
ケース下部にはストラップホールが備わっています。
デザイン:コンパクトで可愛らしいが実用面では気になる点も
Jelly 2は全体的に丸みを帯びた形状をしており、そのコンパクトさと相まってとても可愛らしいです。
本体カラーはメタリック感のあるブルーで、キラキラしていて格好良いですね。
背面は全体的にカーブしているため、机のような平らな面に置くとややグラつきます。とはいえ、Jelly 2ほどのコンパクトなスマホは手に持って使うことがほとんどですから特に気になりません。
指紋センサーは背面に搭載されているのですが、あまりにコンパクトなため指紋認証の際には指を曲げる必要があります。
USB Type-C端子は本体右側面という独特な位置に搭載されています。私は右手でスマホの操作をするのですが、充電しながら操作がしにくい点は気になりますね。
サイズ・重さ:「厚み」のおかげでコンパクトながら握りやすい
Jelly 2は手のひらに余裕で収まるほどコンパクトですが、実機を手にした第一印象は「分厚い!」でした。
厚さが16.5mmと一般的なスマホの約2倍ほどあり、ボリューム感は中々のものです。
コンパクトながら厚みがあるおかげで、手にしっくりと馴染んで操作しやすいですね。
重さは110gとサイズの割には重い印象ですが、厚さのおかげか特に重いとは感じません。
処理能力:サイズからは想像できないほどサクサク動作
まずJelly 2で感動したのが顔認証の速さです。
Jelly 2に近いサイズのRakuten Miniは顔認証がかなり遅かったので、Jelly 2の顔認証の速さには驚きました。
ブラウザもサクサク動作しますし、コンパクトながらレスポンスは十分です。
CPUは「Helio P60」、RAMは6GBと高性能なスペックとなっており快適に動作するのも納得です。
ディスプレイ:片手で余裕で操作できる大きさ
ディスプレイのサイズは3インチと大抵のガラケーよりも小さく、片手での操作は余裕です。
片手で持ったときに親指が画面の隅々まで届き、通知バーの操作も楽にできます。
一方でディスプレイの小ささ故に、文字の読みづらさや文字入力のしづらさもあります。
特にQWERTYキーで文字入力するのは結構辛いですね。
とはいえ、メールやSNS・天気の確認などのライトな作業をする分には十分実用的なサイズですよ。
バッテリー:容量の割には持つが待機時の減りは早め
バッテリーは2000mAhと一般的なサイズのスマホの1/2程度です。
小さなディスプレイのおかげか、少ない容量の割にはバッテリーが持つ印象です。
ただし、待機時のバッテリーの減りは早いですね。
逆に充電は短時間で終わるので、モバイルバッテリーを持ち歩いて常に充電できる環境にしておくのが望ましいです。
カメラ:そこそこな画質だが明るさや鮮明さに欠ける
※後日Jelly 2のカメラで撮影した画像を追加する予定です。
軽く室内を撮影した感じでは、コンパクトで安価なスマホの割にはよく撮れている印象です。
流石にiPhone 12 Pro Maxのようなカメラを売りにしたスマホと比べると、明るさや鮮明さには欠けます。
ちなみにシャッター音はオフにできるので、音が出しづらい環境での撮影がしやすく便利ですね。
おサイフケータイに対応
Jelly 2の日本モデルはおサイフケータイに対応しており、SuicaやQUICPayなどの様々な決済に対応しています。
Jelly 2をいつでも取り出せる様に常にポケットに入れていますが、軽くて小さいので邪魔にならないのが良いですね。
決済専用にJelly 2を持ち歩いても良いと思えるほど、使い勝手がいいですよ。
プログラマブルキーには好きなアプリが割り当てられる
本体右側面の電源ボタンの隣には、プログラマブルキーというボタンが搭載されています。
プログラマブルキー(Smart key)は「一回押し」、「長押し」、「二回押し」のそれぞれに好きな機能やアプリを割り当てることができます。
カメラや決済アプリなどのよく使う機能を割り当てているのですが、瞬時に起動できるのは便利ですね。
約2万5000円で一般発売中
Jelly 2はクラウドファンディングを経て、一般発売が開始されています。
価格は約2万5000円となっています。(2021年7月現在)
まとめ
Jelly 2はとにかくコンパクトで、本当にスマートフォンなのかと思わせられるほどのサイズ感です。
スマホで何をするのかにもよりますが、正直メイン機としての運用は画面が小さすぎてオススメはできません。
ただし、持ち運びが全く苦にならずサブ機としてこれほど適したスマホはありません。
おサイフケータイを搭載しているので決済専用に使うのも良いですし、ビジネス用途で電話やメール専用に使うのも良いですね。
コンパクトさに魅力を魅力を見出せる人や、コンパクトさを活かせる人にとってJelly 2は最高の端末です。