「HUAWEI P40 lite 5G」(ファーウェイ ピー フォーティー ライト ファイブジー)のスペックをまとめ、評価をします。
P40シリーズは「lite」と名のつくモデルが2機種ありますが、本機種は5G対応の上位モデルです。
64MPの4眼カメラやハイエンドに迫るCPU性能など、もはや「lite」という名前からは想像できないほど高性能なスマホになっていますよ。
今回紹介する製品
メーカー | HUAWEI(ファーウェイ) |
製品名 | P40 lite 5G |
キャリア | SIMフリー |
発売日 | 2020年6月19日 |
価格(税込) | 43,780円 |
P40 lite 5Gのオススメポイント
気になる点
- GMS( グーグルモバイルサービス)を搭載していない
- 独自規格のNMカード採用(microSD非対応)
- おサイフケータイや防水・防塵に非対応
P40 lite 5Gの特徴・評価
デザイン・質感 | 4.0 |
携帯性 | 3.5 |
レスポンス | 4.5 |
画面表示 | 3.5 |
バッテリー | 4.5 |
カメラ | 4.0 |
機能性 | 4.0 |
コストパフォーマンス | 4.5 |
デザイン: 4.0
一体感のある4眼カメラやパンチホール式のインカメラなど、上位モデルの「P40 Pro」譲りのデザインですね。
側面に搭載された、電源ボタン一体型の指紋センサーは「P40 lite 5G」ならではの特徴となっています。
カラーバリエーションはスペースシルバー・クラッシュグリーン・ミッドナイトブラックの3色です。
携帯性: 3.5
サイズは縦162.3 x 幅75 x 厚さ8.58 mmです。
前モデルまではコンパクトさも魅力の一つでしたが、今作はスペックアップと共に大幅にサイズが大きくなりました。
フラッグシップモデルの「P40 Pro」よりも大きくなってしまったのは残念ですね。
重さは189gとなっています。サイズアップに伴い、重さも増加しています。
前モデルに比べれば携帯性は悪くなりましたが、そのおかげでディスプレイサイズの拡大やバッテリー容量の増加など着実な進化を遂げています。
レスポンス: 4.5
ミドルレンジ向けCPU「Kirin 820」やRAM 6GBを搭載します。
ハイエンド向けのCPUに迫る性能となっており、ゲームをはじめあらゆるアプリが快適に動作するでしょう。
一世代前のハイエンド「P30 Pro」に搭載されていた「Kirin 980」と同じくらいの性能ですからね。
RAMも6GBあれば、普通の使い方をして困ることはないと思います。
「lite」という名称からは想像もつかないほど高性能になりましたね。
画面表示: 3.5
6.5インチ液晶ディスプレイ(FHD+: 2400 x 1080)を搭載しています。
前モデルまでと同様に液晶を採用していますが、大幅にサイズアップしました。
さらにインカメラがパンチホールタイプとなり、ディスプレイ左上に搭載されています。無駄なノッチが無くなったのは好感が持てますね。
バッテリー: 4.5
バッテリー容量は4000mAhです。
4000mAhあれば外出先でもバッテリーの心配をすることなく安心して使えますね。
バッテリー容量の増加も重要ですが、一番の注目ポイントはスマホ最速レベルの40W超急速充電に対応したことでしょう。
「P40 Pro」と同等の充電速度となっており、30分で約70%の充電ができてしまいます。
前モデルでは急速充電にすら対応していなかったので、凄まじい進化ですね。
カメラ: 4.0
広角 | 6400万画素(F1.8、1/1.7インチ) |
超広角 | 800万画素(F2.4) |
マクロ | 200万画素(F2.4) |
被写界深度 | 200万画素(F2.4) |
背面に広角・超広角・マクロ・被写界深度の4つのカメラを搭載しています。
注目すべきはメインとなる広角カメラです。数多くのハイエンドモデルに採用されている6400万画素のセンサーを採用しています。
1/1.7インチの大型センサーのおかげで明るく高精細な写真が撮影できます。
超広角やマクロとも組み合わせて、様々なシーンで活躍しそうですね。
被写界深度カメラのおかげで、背景をぼかした写真の撮影も可能となっています。
機能性: 4.0
特徴的なのが、側面の電源ボタンと一体化された指紋センサーですね。
ロック解除には0.25秒しか要さず、高速です。認証速度は問題なさそうですが、認証精度がどの程度なのかは気になりますね。
通信面では、ミドルレンジながら5Gに対応しているのが特徴です。
4G・5G共に各キャリアの周波数に対応し、デュアルSIMが使えるのは嬉しいですね。
一方でGMS(グーグルモバイルサービス)に対応していない点には注意が必要です。
Google Playストアをはじめ、GoogleマップやGmailなどといったGoogle製のアプリが使えないのは不便ですね。
本体ストレージは128GBありますが、足りなくなった場合microSDではなく独自規格のNMカード(最大256GB)が必要となります。
またおサイフケータイや防水・防塵には対応していません。
コストパフォーマンス: 4.5
一世代前のハイエンド並のCPU性能や超急速充電など、限りなくハイエンドに近いミドルレンジという印象です。
価格は税込43,780円となっており、性能を考えればかなりお買い得ですね。
コスパは良いのですが、GMSに対応していない点はどうしても引っかかります。GMSがないと不便ですからね。
P40 lite 5Gをオススメしたいユーザー
- 高画質な写真や動画を撮影したい
- バッテリー持ちだけでなく、充電速度にもこだわりたい
- 安くて高性能なスマートフォンが欲しい
スペック
メーカー | HUAWEI(ファーウェイ) |
製品名 | P40 lite 5G |
発売日 | 2020年6月19日 |
価格(税込) | 43,780円 |
OS | EMUI 10.1 (Android 10) |
本体サイズ | 縦162.3 x 幅75 x 厚さ8.58 mm |
重さ | 189 g |
カラー | スペースシルバー クラッシュグリーン ミッドナイトブラック |
ディスプレイサイズ・種類 | 6.5インチ液晶 |
デイスプレイ解像度 | 2400 x 1080ピクセル |
バッテリー容量 | 4000 mAh |
Qi(ワイヤレス充電) | × |
CPU | Kirin 820 |
RAM | 6GB |
ストレージ | 128GB |
外部メモリ | NMカード (最大256GB) |
アウトカメラ | 6400万画素(広角、F1.8、1/1.7インチ) 800万画素(超広角、F2.4) 200万画素(マクロ、F2.4) 200万画素(被写界深度、F2.4) |
インカメラ | 1600万画素(F2.0) |
対応バンド | 5G NR: n1/3/28 (TX: 703-733 MHz, RX: 758-788 MHz)/38/41/77/78/79 4G FDD LTE: B1/2/3/4/5/6/7/8/12/17/18/19/20/26/28/66 4G TDD LTE: B34 /38/39/40/41 WCDMA: B1/2/4/5/6/8/19 GSM: 850/900/1800/1900 MHz |
SIMスロット | nanoSIM x 2 |
Wi-Fi | 802.11a/b/g/n/ac |
Bluetooth | 5.1 |
USB | Type-C |
おサイフケータイ | × |
NFC | ○ |
防水・防塵 | × |
イヤホンジャック | ○ |
生体認証 | 指紋 |
まとめ
【HUAWEI P40 lite 5G】は2020年6月にHUAWEI(ファーウェイ)から発売のSIMフリースマートフォンです。
「lite」と名が付いていますが、ハイエンドに限りなく近い性能のCPU・バッテリー・カメラを搭載しています。
高性能かつ5G対応ながら価格は税込43,780円となっており、非常にコストパフォーマンスに優れていますね。
GMSに非対応であることさえ許容できれば、価格以上の満足感が得られるはずです。