「HUAWEI P40 Pro」の実機レビュー、評価をします。
P40 ProはHUAWEI(ファーウェイ)のフラッグシップモデルで、P30 Proの後継機にあたります。
1/1.28インチの超大型センサーや光学5倍ズームなど、かなりカメラ性能を強化したモデルとなっています。
今回レビューする製品
メーカー | HUAWEI(ファーウェイ) |
製品名 | P40 Pro |
発売日 | 2020年6月12日 |
価格(税込) | 119,680円 |
P40 Proのオススメポイント
気になる点
- GMS(グーグルモバイルサービス)を搭載していない
- おサイフケータイに非対応
P40 Proの特徴・評価
デザイン・質感 | 5.0 |
携帯性 | 3.5 |
レスポンス | 5.0 |
画面表示 | 5.0 |
バッテリー | 4.5 |
カメラ | 5.0 |
機能性 | 4.0 |
コストパフォーマンス | 3.5 |
デザイン: 5.0
背面のカメラユニットが一際目立っていますね。複数のカメラが長方形の台座に収まる、最近流行のデザインをしています。
カメラユニットがかなり大きめで、そこそこ出っ張っているので机の上に置くとかなりガタガタします。ケースを付けてカメラの出っ張りを無くすのがオススメですね。
カラーバリエーションはシルバーフロストとブラックの2色です。
私が選択したシルバーフロストは艶消しのマットカラーで、非常に上品な色です。指紋が目立ちにくいのも嬉しいポイントです。
一方のブラックは艶ありの光沢ある色となっており、艶消しのシルバーとは印象が大きく異なります。
携帯性: 3.5
サイズは縦158.2 x 幅72.6 x 厚さ8.95 mmとなっており、スマートフォンとしてはやや大きめです。
大きめとは言っても、6.58インチのディスプレイからすればコンパクトなサイズです。ディスプレイ上下左右を曲面とすることでサイズを抑えているのでしょうね。
一方の重さは209gとなっています。サイズの割にはやや重めな印象です。
レスポンス: 5.0
最新のハイエンドCPU「Kirin 990 5G」やRAM 8GBを搭載します。
ストレージは256GBを搭載します。
ブラウザやSNSから最新のゲームまで非常に快適に動作します。
基本的にレスポンスに不満を抱くことはないと思います。
画面表示: 5.0
6.58インチ有機ELディスプレイ(2640 x 1200)を搭載します。
左右だけでなく上下が曲面となっており、周囲のベゼルが少ないディスプレイとなっています。上下左右が曲面のディスプレイは新鮮に感じますね。
色味は有機ELの中ではやや暖色寄りな印象です。私は気に入っていますが、寒色系が好みの場合は設定で色温度を変更してしまいましょう。
リフレッシュレートは90Hzに進化しており、スクロールが滑らかで気持ちがいいですね。
ディスプレイ左上のフロントカメラは結構幅広なので、気になる人もいるかもしれません。
ディスプレイ内の指紋認証はかなり高速ですね。もはや物理的な指紋センサーと変わらない速度という印象です。
バッテリー: 4.5
バッテリー容量は4200mAhです。
スマホの中では多めの容量ですね。購入直後なので実際のバッテリー持ちはこれから検証していきます。
さらに「40W HUAWEI Super charge」に対応しており、付属の充電器を使うことで短時間の充電が可能となっています。
ワイヤレス充電にも対応しており、最大27Wの急速充電が可能です。
他の機器へのワイヤレス給電も可能となっています。
カメラ: 5.0
※写真撮影後、改めてレビュー予定です
広角 | 5000万画素(F1.9、OIS、1/1.28インチ) |
超広角 | 4000万画素(F1.8、1/1.54インチ) |
望遠 | 1200万画素(F3.4、OIS、光学5倍) |
その他 | 3D被写界深度カメラ |
1/1.24インチの超大型センサー採用の広角カメラと光学5倍の望遠カメラが主な特徴となっています。
広角カメラはスマホ最大級のセンサーを採用しており、明るく高画質な撮影ができます。
超広角カメラにも大型センサー(1/1.54インチ)が採用されており、メインカメラさながらの高クオリティな撮影が可能となっています。
望遠カメラは光学5倍ズームに対応しています。さらにハイブリッド10倍ズーム、デジタル50倍ズームにも対応しています。
また3D被写界深度カメラにより、高水準のボケ効果を追加することが可能です。
さらにスローモーション撮影は最大7680fpsまで対応しており、スマホの中では圧倒的な性能です。
カメラ性能を重視するなら、こちらのスマホもオススメ!
→Xiaomi Mi 10 / Mi 10 Pro スペックまとめ・評価 | カメラと冷却性能がすごい
機能性: 4.0
GMSの非対応はP40 Pro最大の特徴の一つとも言えますが、意外に問題なく使えています。
ただしある程度の工夫は必要で、ファーウェイのアプリストア「AppGallery」だけでは正直使い物になりません。
私はサードパーティアプリストア「APKPure」をGoogle Play代わりにしてアプリをインストールしています。(GMSを非公式に導入してしまうという手もありますが…)
Google Playにある多くのアプリはAPKPureからインストールできます。
ただしGoogleのアプリはほとんど使い物にならないですね。P40 Pro本体の設定でGoogleアカウントを設定できないのが問題です。YouTubeやGoogle フォトなど、ブラウザ上で利用することになります。アプリと比べると不便ですが、意外となんとかなりますよ。
GMSに非対応な点を除けば、総合的には優れていますね。
5GやWi-Fi6(11ax)といった最新の通信規格に対応していますし、IP68の防水・防塵性能も備えています。
コストパフォーマンス: 3.5
スマホ最高峰のカメラを搭載し、CPUやディスプレイなど総合的にも非常にスペックの高い端末です。
価格も約12万円と高価ですが、スペックを考慮すれば妥当であると感じます。
決してコスパが良いとは言い切れませんが、スマホ最強のカメラが12万円で手に入ると考えればお買い得にも感じます。
P40 Proをオススメしたいユーザー
- スマホ最高レベルのカメラを手に入れたい
- 大画面で高クオリティなディスプレイが欲しい
- Googleのサービスが使えなくても困らない
スペック
メーカー | HUAWEI(ファーウェイ) |
製品名 | P40 Pro |
発売日 | 2020年6月12日 |
価格(税込) | 119,680円 |
OS | EMUI10.1 (Android 10ベース) |
本体サイズ | 縦158.2 x 幅72.6 x 厚さ8.95 mm |
重さ | 209 g |
カラー | シルバーフロスト ブラック |
ディスプレイサイズ・種類 | 6.58インチ有機EL (90Hz) |
デイスプレイ解像度 | 2640 x 1200ピクセル |
バッテリー容量 | 4200 mAh |
Qi(ワイヤレス充電) | ○(最大27W) |
CPU | HUAWEI Kirin 990 5G |
内蔵メモリ | 8 GB + 256 GB |
外部メモリ | HUAWEI NMカード |
アウトカメラ画素数 | 5000万画素(広角、F1.9、OIS、1/1.28インチ) 4000万画素(超広角、F1.8、1/1.54インチ) 1200万画素(望遠、F3.4、OIS、光学5倍) 3D被写界深度カメラ |
インカメラ画素数 | 3200万画素(F2.2) 深度カメラ |
対応バンド | 5G NR: n1/n3/n7/n28 (TX: 703-733 MHz, RX: 758-788 MHz) /n38/n41/n77/n78/n79 4G FDD LTE: B1/2/3/4/5/6/7/8/9/12/17/18/19/20/26/28/32 4G TDD LTE: B34/38/39/40/41 WCDMA: B1/2/4/5/6/8/19 GSM: 850/900/1800/1900 MHz |
SIMスロット | nanoSIM x 1 or 2 (HUAWEI NMカードと排他利用) |
Wi-Fi | 802.11a/b/g/n/ac/ax (Wi-Fi 6) |
Bluetooth | 5.1 |
USB | Type-C (3.1 Gen1) |
おサイフケータイ | × |
NFC | ○ |
防水・防塵 | IP68 |
イヤホンジャック | × |
生体認証 | 指紋、顔 |
まとめ
【HUAWEI P40 Pro】(ファーウェイ ピーフォーティー プロ)は2020年6月に発売の5G対応スマートフォンです。
スマホ最高峰のカメラと90Hzの滑らかなディスプレイがオススメポイントです。
残念ながらGMSは使えませんが工夫次第で意外とまともに使うことができますよ。
とにかくカメラがすごいので、カメラにこだわりたいのなら是非オススメしたい端末です。