2020年1月に発売されたスマートフォンのAQUOS zero2(アクオス・ゼロツー)の実機レビュー・評価をします。
AQUOS zero2は世界最軽量の大型スマホとして登場した「AQUOS zero」の後継機にあたります。
前モデルから大型化しつつも軽量化を果たしています。
高性能CPUや大型の有機ELディスプレイを搭載する、非常に軽量で高性能なスマートフォンです。
※ソフトバンク版が大幅に値引きされましたので価格を更新しました
今回レビューする製品
メーカー | SHARP(シャープ) | ||
製品名 | AQUOS zero2 | ||
キャリア | ドコモ | au | ソフトバンク |
型番 | SH-01M | SHV47 | - |
発売時期 | 2020年1月30日 | 2020年1月31日 | |
価格(税込) | 87,912円 | 97,200円 | 21,984円 |
AQUOS zero2のオススメポイント
気になる点
- microSDに対応していない
- ワイヤレス充電に対応していない
- カメラの画質がイマイチ
AQUOS zero2の評価
デザイン・質感 | 4.0 |
携帯性 | 5.0 |
レスポンス | 5.0 |
画面表示 | 5.0 |
バッテリー | 3.5 |
カメラ | 3.5 |
機能性 | 4.0 |
コストパフォーマンス | 3.5 |
デザイン・質感: 4.0
軽量化のために背面パネルが樹脂製となっていますが、樹脂であることを感じさせない上質さがあります。
立体的な色合いで非常に美しいですね。
側面フレームには軽量化のためマグネシウム合金が使われていますが、特に上質さは感じられません。フレームのデザインは良いんですけどね。
総合的には背面パネルが綺麗で良い印象ですね。
軽量化を最優先としながらも、デザイン・質感にも力を入れていると感じます。
携帯性: 5.0
サイズは大きめですが、141gという重さは驚くほど軽量です。
あまりに軽量なので、初めて持ったときはスマホではなく模型か何か別のもののように感じましたね。
6.4インチディスプレイに縦158mm・幅74mmのサイズは決してコンパクトではないのですが、不思議と大きさを意識させません。
200gあってもおかしくないサイズなので、141gがいかに軽いかが分かります。
携帯性は文句なしの最高評価ですね。
レスポンス: 5.0
非常に軽量なスマホですが、高性能なCPU「Snapdragon 855」や大容量のRAM 8GBを搭載します。
WEBブラウジングやSNSはもちろん、最新のゲームも快適に遊べますよ。
実際にブラウザを操作してみると、非常に読み込みが早くサクサク動作します。
スマホトップレベルのCPUを搭載しているので、レスポンスは素晴らしいです。
画面表示: 5.0
6.4インチ有機ELディスプレイ(2340 x 1080)を搭載します。
画質が良いのはもちろん、4倍速(240Hz)のディスプレイは動きがなめらかすぎて感動します。
指に吸い付くように操作できますよ。
また、ディスプレイ全体がカーブしているのも大きな特徴です。
ディスプレイの端だけがカーブしているスマホは珍しくありませんが、全体がカーブしているスマホは見たことがありません。
カーブのおかげか、6.4インチの大きさを感じさせないほど操作しやすいです。
ただし、ディスプレイを下に向けて置くと非常に滑りやすいのが気になりました。少しでも傾いていると滑っていってしまいます。
バッテリー: 3.5
バッテリー容量は3130mAhです。
軽量化が最優先にもかかわらず、そこそこのバッテリー容量を確保している点は評価できます。
ただしスペックの割には少なめの容量なので、ゲームや動画視聴中心の使い方だとあっという間にバッテリー切れになると思います。
またUSB PD規格の急速充電に対応しており、対応充電器を使えば短時間での充電が可能です。
軽量化の為なのか、ワイヤレス充電(Qi)には対応していないのは残念ですね。
バッテリー性能を重視するなら、こちらのスマホがオススメ!
→AQUOS sense3 実機レビュー | 大容量バッテリー搭載!国産初のDSDVも!
カメラ: 3.5
1220万画素(広角、F1.7)と2010万画素(超広角、F2.4)のデュアルカメラを搭載しています。
広角カメラ(メイン)はスペック上かなり明るく撮れるはずですが、実際は結構暗めです。
また超広角カメラは下位機種と同様で写真周辺部の歪曲が強めです。
3〜4万円のスマホレベルのカメラといった印象です。
軽量化に力を入れているとはいえ、10万円近くするスマホなのでもう少しカメラにも力を入れて欲しかったですね。
機能性: 4.0
国内メーカーのスマホらしく、「おサイフケータイ」や「防水・防塵」には当たり前のように対応しています。
軽量化を徹底していながらも、ステレオスピーカーを搭載している点は評価できますね。高画質なだけでなく、迫力の高音質でゲームや動画が楽しめます。
生体認証も顔と指紋の両方に対応しておりバッチリですね。
microSDに対応していないのは残念ですが、内蔵ストレージが256GBあるのは心強いです。
LTEはau・ソフトバンク版なら3大キャリア全てに完全対応しています。
ドコモ版はお買い得ですが自社以外のプラチナバンドに対応していないので、au・ソフトバンク版がオススメですね。
コストパフォーマンス: 3.5
世界一軽量な高性能スマホが10万円近い価格で手に入ることを考えれば、お買い得とさえ感じます。
ただし樹脂製の背面パネルや少なめのバッテリー容量など、軽量化のトレードオフもありますので総合的にはそこまでお買い得ではありません。
「軽さ」に価値を見出せるかがポイントになりそうです。
AQUOS zero2をオススメしたいユーザー
- 軽さが最優先!カメラやバッテリーは二の次
- ディスプレイの画質にこだわりがある
- 積極的にゲームや動画視聴をする
スペック
メーカー | SHARP(シャープ) | ||
製品名 | AQUOS zero2 | ||
キャリア | ドコモ | au | ソフトバンク |
型番 | SH-01M | SHV47 | - |
発売日 | 2020年1月30日 | 2020年1月31日 | |
価格(税込) | 87,912円 | 97,200円 | 21,984円 |
OS | Android 10 | ||
本体サイズ | 縦158 x 幅74 x 厚さ8.8 mm | ||
重さ | 141 g | ||
カラー | アストロブラック ミスティホワイト |
アストロブラック | |
ディスプレイサイズ・種類 | 6.4インチ有機EL | ||
デイスプレイ解像度 | FULL HD+(2340 x 1080ピクセル) | ||
バッテリー容量 | 3130 mAh | ||
Qi(ワイヤレス充電) | × | ||
CPU | Snapdragon 855 / オクタコア (2.8GHz + 1.7GHz) |
||
内蔵メモリ | 8 GB RAM / 256 GB ROM | ||
外部メモリ | × | ||
アウトカメラ画素数 | 1220万画素(広角、F1.7) 2010万画素(超広角、F2.4) |
||
インカメラ画素数 | 800万画素(F2.2) | ||
対応バンド | LTE: B1 / 3 / 4 / 19 / 21 / 28 / 42 3G: B1 / 6 / 19 |
LTE: B1 / 3 / 8 / 11 / 18 / 19 / 26 / 28 / 42 3G: B1 / 6 / 8 / 19 |
LTE: B1 / 3 / 8 / 11 / 18 / 19 / 28 / 42 3G: B1 / 6 / 8 / 19 |
SIMスロット | nanoSIM x 1 | ||
Wi-Fi | 802.11a/b/g/n/ac | ||
Bluetooth | 5.0 | ||
USB | Type-C | ||
おサイフケータイ | ○ | ||
NFC | ○ | ||
防水・防塵 | IPX5・8 / IP6X | ||
イヤホンジャック | × | ||
生体認証 | 指紋、顔 |
まとめ
【AQUOS zero2】(アクオス・ゼロツー)は6.4インチの大画面を搭載しつつも141gの非常に軽量なスマートフォンです。
高画質な4倍速有機ELや高性能CPUを搭載し、ゲームや動画視聴を非常に快適に行えます。
やや物足りないバッテリーやカメラなど軽量化のトレードオフも見受けられますが、「軽さ」に魅力を感じるのであれば間違いなくオススメのスマートフォンです!