「Black Shark 3 / 3 Pro」のスペックをまとめ、評価をします。
Xiaomi(シャオミ)のゲーミングスマホ「Black Shark」シリーズの第3作目です。
応答速度の速いディスプレイや「サンドイッチ」構造の液冷など、ゲーミング性能を重視したモデルとなっています。
今回紹介する製品
メーカー | Xiaomi(シャオミ) | |
製品名 | Black Shark 3 | Black Shark 3 Pro |
発売日 | 2020年3月3日 (日本未発売) |
2020年3月10日 (日本未発売) |
価格(税込) | [8GB+128GB] 3499元(約52,700円) [12GB+128GB] 3799元(約57,300円) [12GB+256GB] 3999元(約60,300円) |
[8GB+256GB] 4699元(約70,800円) [12GB+256GB] 4999元(約75,300円) [12GB+512GB] 5399元(約81,400円) |
Black Shark 3 / 3 Proのオススメポイント
気になる点
- スマホにしては非常に重い
- NFCや防水・防塵に非対応
Black Shark 3 / 3 Proの特徴・評価
デザイン・質感 | 4.5 |
携帯性 | 2.5 |
レスポンス | 5.0 |
画面表示 | 5.0 |
バッテリー | 5.0 |
カメラ | 3.5 |
機能性 | 4.5 |
コストパフォーマンス | 4.5 |
デザイン: 4.5
カメラ周りをはじめ、ゲーミングスマホらしい個性的なデザインをしています。
デザインはシンメトリカル(左右対称)となっており、ゲームをする際の握り心地の良さに貢献しています。
カラーバリエーションはBlack Shark 3と3 Proでやや異なります。
Black Shark 3は「ミッドナイトブラック」、「フローズンシルバー」、「ナイトグレー」、「フェアリーピンク」の4色です。
Black Shark 3 Proは「ブラスティングブラック」、「ナイトグレー」の2色です。
携帯性: 2.5
Black Shark 3 | Black Shark 3 Pro | |
サイズ | 縦168.72 x 幅77.33 x 厚さ10.42 mm | 縦177.79 x 幅83.29 x 厚さ10.1 mm |
重さ | 222 g | 253 g |
両モデルともに大きくて重いのですが、特にBlack Shark 3 Proはサイズ・重さともにスマホ最大級です。
携帯ゲーム機としてみれば許容できるサイズかもしれませんが、スマホとしては扱いにくいと感じるかもしれません。
スマホとして普段使いするのであれば、Black Shark 3の方が扱いやすいでしょうね。
レスポンス: 5.0
最新のハイエンドCPU「Snapdragon 865」やRAM 8GB or 12GBを搭載します。
ゲームやWEBブラウジングなどのあらゆる作業を余裕でこなせるでしょう。
メモリ(RAM)はLPDDR5(一部LPDDR4X)・ストレージはUFS3.0の最新規格となっており、データ転送速度の高速化につながっています。
冷却性能も優れており、「サンドイッチ」液冷システムを採用しています。
液冷パイプが前面側・背面側それぞれに搭載されており、基盤を両側から冷却します。
発熱を気にすることなくゲームに集中できますね。
冷却性能を重視するなら、こちらのスマホもオススメ!
→Xiaomi Mi 10 / Mi 10 Pro スペックまとめ・評価 | カメラと冷却性能がすごい
画面表示: 5.0
Black Shark 3 | Black Shark 3 Pro | |
サイズ・種類 | 6.67インチ有機EL | 7.1インチ有機EL |
解像度 | 2400 x 1080ピクセル | 3120 x 1440ピクセル |
リフレッシュレート | 90 Hz | |
タッチサンプリングレート | 270Hz | |
タッチ応答時間 | 24ms |
両モデルともに大きなディスプレイを搭載していますが、特にBlack Shark 3は7.1インチと非常に大型です。
解像度もBlack Shark 3 Proの方が高精細です。
サイズ・解像度以外は共通の仕様となっています。
リフレッシュレートは90Hzとなっています。ゲーミング性能を追求するのであれば、120Hzに対応させて欲しかったですね。
タッチサンプリングレートはスマホ最高水準の270Hzです。正確なタッチを検知でき、ゲームでも思い通りの操作が可能です。
タッチ応答時間も24msと非常に短く、FPSのような瞬時の反応が重視されるゲームを有利に進めることができるでしょう。
バッテリー: 5.0
Black Shark 3 | Black Shark 3 Pro | |
容量 | 2360mAh x 2 (最大65W) |
2500 mAh x 2 (最大65W) |
ワイヤレス充電 | ×(18Wのマグネット充電) |
両モデルともにバッテリー容量は非常に多く、バッテリー持ちに期待ができますね。
またスマホとしては世界初の「デュアルバッテリー」を搭載しています。
バッテリーを2つ搭載することにより、65Wの急速充電とバッテリー持ちの向上を実現しています。
さらに背面の充電端子にはマグネット充電ケーブルを接続できます。USBのように邪魔にならず、充電しながら快適にゲームがプレイできます。
マグネット充電に対応する一方、ワイヤレス充電には非対応です。
カメラ: 3.5
Black Shark 3 | Black Shark 3 Pro | |
広角 | 6400万画素(F1.8、4 in 1) | |
超広角 | 1300万画素(F2.25) | |
深度測位 | 500万画素(F2.2) |
両モデルともにカメラの仕様は共通です。
ゲーミングスマホということもあって、ハイエンドモデルの割には平凡なスペックです。
広角カメラには期待できそうですが、超広角カメラはミドルレンジ並みという印象です。
深度測位カメラも搭載しており、背景をぼかした写真にも期待ができそうです。
前モデルがあまりカメラの評判が良くなかったので、少しでも改善していることを期待したいです。
機能性: 4.5
ゲーミングスマホならではの機能として、Black Shark 3 Proにはゲーム用のトリガーボタンが2つ搭載されています。
スマホ単体で快適にゲームができそうですね。
もちろん、高音質なステレオスピーカーも搭載しています。手で覆わないよう左右対称に設置されています。
さらに前モデルには無かったイヤホンジャックが復活しており、ゲーマーに嬉しい仕様となっています。
通信面では最新の5GやWi-Fi6(11ax)に対応しています。
その他、NFCや防水・防塵には対応していません。
コストパフォーマンス: 4.5
Black Shark 3が3499元から(約5.3万円)、3 Proが4699元から(約7.1万円)となっています。
Snapdragon 865や液冷・応答速度の速いディスプレイなど、スペックの割にはかなりお買い得に感じます。
カメラにあまりこだわらないのであれば、ゲームをプレイしない人にもオススメしたくなるほどコストパフォーマンスが優れています。
Black Shark 3 / 3 Proをオススメしたいユーザー
- スマホのゲームで積極的に遊びたい
- 最新・最高の性能が欲しい
- サイズ・重さを気にせず使える
スペック
メーカー | Xiaomi(シャオミ) | |
製品名 | Black Shark 3 | Black Shark 3 Pro |
発売日 | 2020年3月3日 (日本未発売) |
2020年3月10日 (日本未発売) |
価格(税込) | [8GB+128GB] 3499元(約52,700円) [12GB+128GB] 3799元(約57,300円) [12GB+256GB] 3999元(約60,300円) |
[8GB+256GB] 4699元(約70,800円) [12GB+256GB] 4999元(約75,300円) [12GB+512GB] 5399元(約81,400円) |
OS | JOYUI 11 (Android 10) | |
本体サイズ | 縦168.72 x 幅77.33 x 厚さ10.42 mm | 縦177.79 x 幅83.29 x 厚さ10.1 mm |
重さ | 222 g | 253 g |
カラー | ミッドナイトブラック フローズンシルバー ナイトグレー フェアリーピンク |
ブラスティングブラック ナイトグレー |
ディスプレイサイズ・種類 | 6.67インチ有機EL (Hz) |
7.1インチ有機EL (Hz) |
デイスプレイ解像度 | 2400 x 1080ピクセル | 3120 x 1440ピクセル |
バッテリー容量 | 2360 mAh x 2 (最大65W) |
2500 mAh x 2 (最大65W) |
Qi(ワイヤレス充電) | ×(18Wマグネット充電対応) | |
CPU | Snapdragon 865 | |
RAM | 8GB (LPDDR4X) 12GB (LPDDR5) |
8GB / 12GB (LPDDR5) |
ストレージ | 128GB / 256GB (UFS 3.0) | 256GB / 512GB (UFS 3.0) |
外部メモリ | × | |
アウトカメラ | 6400万画素(広角、F1.8、4 in 1) 1300万画素(超広角、F2.25) 500万画素(深度測定、F2.2) |
|
インカメラ | 2000万画素(F2.2) | |
対応バンド | FDD LTE: B1, B2, B3, B4, B5, B7, B8, B12, B17, B18, B19, B20, B26, B28 TDD LTE: B34, B38, B39, B40, B41 WCDMA: B1, B2, B4, B5, B6, B8, B9, B19 GSM: B2, B3 B5, B8 CDMA/EVDO: BC0 5G NR NSA: N78 |
FDD LTE: B1, B2, B3, B4, B5, B7, B8, B19, B20, B28 TDD LTE: B34, B38, B39, B40, B41 WCDMA: B1, B2, B4, B5, B6, B8,B9, B19 GSM: B2, B3, B5, B8 CDMA/EVDO: BC0 5G NR NSA: N41, N78, N79 |
SIMスロット | nanoSIM x 2 | |
Wi-Fi | 802.11a/b/g/n/ac/ax (Wi-Fi 6) | |
Bluetooth | 5.0 | |
USB | Type-C | |
NFC | × | |
防水・防塵 | × | |
イヤホンジャック | ○ | |
生体認証 | 指紋(画面内) |
まとめ
【Black Shark 3 / 3 Pro】は2020年3月にXiaomi(シャオミ)から発売された5G対応スマートフォンです。(日本未発売)
「サンドイッチ」液冷システムやタッチサンプリングレート270Hzのディスプレイなど、ゲーミング性能に重点を置いているのが特徴です。
最安モデルは5万円+αで購入でき、高スペックながら非常にお買い得です。
ゲーム好きはもちろん、カメラや携帯性を重視しないのであればゲームをあまりしない人にもオススメできる優れたスマートフォンです。