「iPad Pro 11インチ 第2世代」を購入しましたのでレビューをします。
iPad Proといえば、iPadのトップモデルであり性能を重視するのであれば迷わず選びたいモデルです。
ただし、新たに登場したiPad Airの仕様がiPad Pro 11インチにかなり近いため、正直AirにしようかProにしようか迷いました。
最終的にはiPad Pro 11インチを選択したわけですが、決め手となったのがFace IDとProMotionテクノロジー(120Hz画面表示)です。
その他にもカメラやストレージなど、iPad Proならではの魅力を本レビューで伝えていきます。
iPad Pro 11インチ(2020)の基本スペック
発売日 | 2020年3月25日 | |
本体サイズ | 縦247.6 x 幅178.5 x 厚さ5.9mm | |
重さ | Wi-Fi: 471 g Wi-Fi + Cellular: 473 g |
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ディスプレイ | 11インチ液晶 (2388 x 1668ピクセル) |
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チップセット | A12Z Bionic | |
ストレージ | 128GB、256GB、512GB、1TB | |
アウトカメラ | 12MP(広角、f/1.8) 10MP(超広角、f/2.4、視野角125°) LiDARスキャナ |
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インカメラ | 12MP(f/2.2) | |
価格(税込) | Wi-Fi | 128GB: 93,280円 256GB: 105,380円 512GB: 129,580円 1TB: 153,780円 |
Wi-Fi + Cellular | 128GB: 111,980円 256GB: 124,080円 512GB: 148,280円 1TB: 172,480円 |
iPad Pro 11インチ(2020)のオススメポイント
気になる点
- 先代モデルからの進化が少ない
- Face IDが使えない場面では不便
iPad Pro 11インチ(2020)の評価
デザイン | 5.0 |
携帯性 | 3.0 |
レスポンス | 5.0 |
ディスプレイ | 4.5 |
バッテリー | 4.5 |
カメラ | 3.0 |
価格 | 4.0 |
先代モデル同様の角張ったデザイン
角張ったフラットなデザインはシンプルで美しいですね。
先代モデルとの見た目の違いはカメラ部分のみとなっています。新たに超広角カメラとLiDARスキャナが追加されたことにより、iPhoneのようなカメラデザインに変更されました。
底面にはUSB Type-Cコネクタと2つのスピーカーが搭載されています。
上面にも2つのスピーカーが搭載されており、計4つのスピーカーで臨場感ある音を楽しめます。
右側面には音量ボタンと、Apple Pencilを装着・充電するための磁気コネクタが搭載されています。WiFi + Cellularモデルの場合はnanoSIMトレイも搭載されています。
持ち運びが苦にならないサイズ、重さ
iPad Proには11インチモデルと12.9インチモデルがありますが、11インチモデルは持ち運びのしやすいサイズです。
A4サイズよりも一回り小さく、カバンに入れやすいですね。
実際に持ってみると5.9mmという薄さのおかげか、約470gの重さから想像するよりも軽く感じます。
別売りのMagic Keyboardを装着しても約1kgですから、ノートPCを持ち運ぶことを考えれば問題ない重さですね。
チップの性能向上は小さいが未だ最強
チップセットはA12Z Bionicを採用しています。
先代のA12X Bionicとの性能差はほとんど無いものの、iPhoneとiPadの中では未だ最強の性能です。
非常に高性能なのでゲームや動画編集など、様々な用途に使えますね。
また、今回のiPad Proはどのモデルも6GB RAMを搭載しているのが嬉しいポイントです。
複数のアプリを立ち上げても、バックグラウンドでアプリが落ちることなく快適です。
120Hz駆動のディスプレイは非常に滑らか
iPad Pro 11インチモデルは2388 x 1668のIPS液晶ディスプレイを搭載しています。
反射コーティングのおかげで反射が抑えられていますし、発色も良くて見やすいですね。
さらにProMotionテクノロジー(120Hz画面表示)に対応しているため、フリックやスクロールが非常に滑らかで良いです。
120Hz表示に慣れてしまうと、iPhone 12やiPad Airなどの60Hz表示が物足りなく感じてしまいますね。
バッテリー持ちは十分で充電速度は速い
ゲームやブラウザ・動画視聴など様々な使い方をしていますが、バッテリー持ちは十分ですね。
極端な使い方をしなければ、1日は充電なしでも使い続けられます。
また急速充電にも対応しており、充電速度は結構速いです。
USB Type-Cコネクタを採用しているおかげで、iPhoneよりもiPad Proの方が短時間で充電が完了しますよ。
画質に進化は見られないが超広角カメラは便利
アウトカメラ | 12MP(広角、f/1.8) 10MP(超広角、f/2.4、視野角125°) LiDARスキャナ |
インカメラ | 12MP(f/2.2) |
※実際にiPad Pro 11インチ(2020)で撮影した写真は後日、本記事に追加予定です。
2020年モデルのiPad Proには12MPの広角カメラに加えて、新たに10MP超広角カメラとLiDARスキャナが搭載されています。
iPadでカメラ性能にこだわる人がどれほどいるかは分かりませんが、超広角カメラは近距離でも広範囲を撮影できるので便利ですね。
カメラの画質は広角・超広角ともに明るい環境であればそこそこ良いですが、室内や夜景はノイズが目立ちます。
また新たに搭載されたLiDARスキャナは、光を発することで物体との距離を正確に計測できるセンサーです。LiDARスキャナは主にARアプリで使われており、AR表示を高速かつ正確に行うことができます。
ARアプリに関してはまだあまり試せていないので、今後試し次第レビューしていきます。
外付けキーボードとFace IDの相性が抜群
iPad Proは他のモデルとは異なり、Touch ID(指紋認証)ではなくFace ID(顔認証)に対応しています。
Touch IDとFace IDのそれぞれに良い点がありますが、外付けキーボードを使って文字入力するのであればFace IDはかなり便利です。
任意のキーを押せば画面が点灯し、キーボードに指を置いたままFace IDの認証ができますからね。
ただし昨今の事情により、外出先ではFace IDが使いづらい場面もあります。
外出先でiPadを使う機会が多いのであれば、Touch ID搭載のiPad Airもオススメです。
iPad ProかAirで迷ったらProがオススメ
iPad Pro 11インチ 第2世代(2020)の価格(税込)
128GB | 256GB | 512GB | 1TB | |
Wi-Fi | 93,280円 | 105,380円 | 129,580円 | 153,780円 |
Wi-Fi + Cellular | 111,980円 | 124,080円 | 148,280円 | 172,480円 |
私は最も安価な128GB Wi-Fiモデルを選択しましたが、それでも9万円超えと結構高めです。
もう少し価格の安いiPad Air(第4世代)とも迷ったのですが、ストレージは64GBと256GBしか用意されていないんですよね。
価格差は小さめで、iPad Airの256GBモデルに5000円ほどプラスすればiPad Proの128GBが買えてしまいます。
ちなみにiPad Airの64GB Wi-Fiモデルなら税込69,080円とProよりもかなり安価なので、64GBの容量で足りるのであればAirもオススメです。
まとめ
iPad Pro 11インチ 第2世代(2020)をレビューしてきました。
ProMotionテクノロジーやFace IDなど、iPad Proならではの魅力的な機能が搭載されています。
特に外付けキーボードを使って文章入力する際には、Face IDがかなり便利です。
ストレージと価格のバランスも良く、iPad Air(第4世代)よりもオススメしたい仕様です。
高価ではありますが、その分できることが多く満足度の高いiPadです。