2019年6月・10月に発売されたスマートフォンのXperia Ace(エクスペリア・エース)の実機レビュー・評価をします。
今回レビューする製品
メーカー | SONY(ソニー) | |
製品名 | Xperia Ace | |
キャリア | SIMフリー | ドコモ |
型番 | - | SO-02L |
発売時期 | 2019年10月11日 | 2019年6月1日 |
価格(税込) | 楽天モバイル: 44,900円〜 IIJmio: 49,280円 goo SimSeller: 45,100円 mineo: 49,368円 nuroモバイル: 34,800円 |
49,896円 |
Xperia Aceのオススメポイント
気になる点
- ミドル級CPUのため高負荷なゲームに適さない
- シングルカメラのみで望遠・超広角カメラなし
- スペックの割にあまり安くない
Xperia Aceの評価
デザイン・質感 | 3.5 |
携帯性 | 4.5 |
レスポンス | 3.5 |
画面表示 | 4.0 |
バッテリー | 3.5 |
カメラ | 3.0 |
機能性 | 4.0 |
コストパフォーマンス | 3.0 |
デザイン・質感: 3.5
一昔前のXperiaのようなデザインで新しさは感じられませんが、シンプルで良くまとまっている様に感じます。
丸い音量ボタンが個性的で良いアクセントになっています。
側面フレームや背面パネルの大部分に樹脂が使われています。
側面フレームのメタリックな仕上げは悪くないのですが、背面パネルにやや安っぽさを感じました。
特に背面パネルの光の反射の見え方が、樹脂っぽさを意識させます。
デザインは良いのですが、5万円という価格にしてはやや安っぽいかなという印象です。
携帯性: 4.5
5インチのコンパクトなディスプレイのおかげで、本体も非常にコンパクトです。
縦140mm、幅67mmのサイズは片手でも快適に操作可能です。
その他ラインナップされているXperiaはかなり縦長なので、片手で操作しにくいんですよね。
重さも154gと最近のスマホにしてはかなり軽くて持ちやすいです。
200g超えのスマホも珍しくなくなってきましたからね。
軽くてコンパクトな携帯性抜群のスマホです。
レスポンス: 3.5
CPUは「Snapdragon 630」を搭載しています。2017年に登場した少々古めのミドルCPUです。
WEBブラウジングやSNSなど基本的な作業をこなす性能は十分あります。
ただ、実際はWEBブラウジングでのページの読み込みやスクロールでややもたつく印象を受けます。
その他の動作では特に気になる点はありません。
ゲームもそこまで重いものでなければ問題なく遊ぶことができる性能です。
画面表示: 4.0
コンパクトな5.0インチ液晶ディスプレイ(2160 x 1080)を搭載します。
最近のスマホは5インチ台後半が標準的なので、結構小さめです。
液晶としては視野角は広く、発色も良くて見やすいです。
ディスプレイ外のベゼル(縁)は上下左右がそこそこ分厚く、一昔前のスマホみたいです。
もう少しベゼルを切り詰めて、ディスプレイサイズを大きくして欲しかったですね。
ディスプレイの品質は良いので、5インチという小ささを受け入れられるかが重要です。
バッテリー: 3.5
バッテリー容量は2700mAhです。
容量は決して多くはないのですが、ミドルレンジCPUやコンパクトなディスプレイを搭載しているためバッテリーはそこそこ長く持ちます。
またUSB PD規格の急速充電に対応しており、対応充電器を使えば短時間での充電が可能です。
ワイヤレス充電(Qi)には対応していないので注意が必要です。
バッテリー性能を重視するなら、こちらのスマホがオススメ!
→AQUOS sense3 実機レビュー | 大容量バッテリー搭載!国産初のDSDVも!
カメラ: 3.0
1200万画素(広角、F1.8)のシングルカメラを搭載しています。
そこそこ明るく綺麗な写真を撮影できます。同価格帯のXperia 8のカメラよりは良い印象です。
ただし広角カメラのみのため、撮影に適したシーンは限られます。
最近は2万円台でもトリプルカメラを搭載しているスマホがあることを考えると、割高感は否めません。
広角カメラ以外が必要なければ、画質も十分良いためオススメできます。
機能性: 4.0
国内メーカーのスマホらしく、「おサイフケータイ」や「防水・防塵」には当たり前のように対応しています。
「防水・防塵」対応ながら、イヤホンジャックも搭載しています。
また5万円台の中価格帯のスマホにしては珍しく、ステレオスピーカーを搭載しています。大音量で臨場感のある音を出力することができます。
同価格帯のXperia 8には搭載されていないので、ステレオスピーカーはXperia Aceを選ぶポイントになりますね。
4G LTEはSIMフリー版ならドコモ・au・ソフトバンクの3大キャリア全てに完全対応しています。(ドコモ版は自社のみプラチナバンド対応)
現状、対応バンド(周波数)の最も多いXperiaです。
コストパフォーマンス: 3.0
ミドルCPU・シングルカメラ・小さめのディスプレイに樹脂の外装で5万円という価格はやや割高です。
機能は割と充実していますが、同じくらいのスペックでもっと安い機種は他にあります。
特段目立った欠点はないのですが、コストパフォーマンスはあまり良くないと言わざるを得ないです。
Xperia Aceをオススメしたいユーザー
- 片手で操作できるコンパクトなXperiaが欲しい
- ステレオスピーカーで臨場感のある音を体験したい
- MVNO(格安SIM事業者)を使って通信費を抑えたい
スペック
メーカー | SONY(ソニー) | |
製品名 | Xperia Ace | |
キャリア | SIMフリー | ドコモ |
型番 | - | SO-02L |
発売日 | 2019年10月11日 | 2019年6月1日 |
価格(税込) | 楽天モバイル: 44,900円〜 IIJmio: 49,280円 goo SimSeller: 45,100円 mineo: 49,368円 nuroモバイル: 34,800円 |
49,896円 |
OS | Android 9 Pie | |
本体サイズ | 縦140 x 幅67 x 厚さ9.3 mm | |
重さ | 154 g | |
カラー | ブラック ホワイト パープル(ドコモ、楽天モバイルのみ) |
|
ディスプレイサイズ・種類 | 5.0インチ液晶 (トリルミナスディスプレイ for mobile) |
|
デイスプレイ解像度 | FULL HD+(2160 x 1080ピクセル) | |
バッテリー容量 | 2700 mAh | |
Qi(ワイヤレス充電) | × | |
CPU | Snapdragon 630 / オクタコア (2.2GHz + 1.8GHz) |
|
内蔵メモリ | 4 GB RAM / 64 GB ROM | |
外部メモリ | microSDXC 512 GB | |
アウトカメラ画素数 | 1200万画素(広角、F1.8) | |
インカメラ画素数 | 800万画素(超広角、F2.4) | |
対応バンド | LTE: B1 / 3 / 4 / 5 / 8 / 12 / 17 / 18 / 19 / 26 / 38 / 41 3G: B1 / 4 / 5 / 6 / 8 / 19 GSM: 800 / 900 / 1800 / 1900 MHz |
LTE: B1 / 3 / 19 / 21 3G: B1 / 6 / 19 |
SIMスロット | nanoSIM x 1 | |
Wi-Fi | 802.11a/b/g/n/ac | |
Bluetooth | 5.0 | |
USB | Type-C | |
おサイフケータイ | ○ | |
NFC | ○ | |
防水・防塵 | IPX5・8 / IP6X | |
イヤホンジャック | ○ | |
生体認証 | 指紋、顔 |
まとめ
【Xperia Ace】(エクスペリア・エース)は5.0インチディスプレイを搭載したコンパクトで扱いやすいスマートフォンです。
ステレオスピーカーは本端末のオススメポイントです。大音量で臨場感のある音が出せます。
SIMフリー版であれば対応周波数も多く、ドコモ・au・ソフトバンクの3大キャリアで快適に利用できます。
口コミの評判も良く、多くのユーザーが携帯性の良さに満足しています。
コンパクトなXperiaが欲しい場合にはオススメの一台です!