2019年11月に発売されたスマートフォンのOPPO A5 2020(オッポ)の実機レビュー・評価をします。
OPPO A5 2020は「4眼カメラ」や「5000mAhの大容量バッテリー」が特徴のミドルレンジスマホです。
3万円を切る価格で、このカメラやバッテリーは凄いですよね。
価格なりの気になる点も踏まえつつ、レビューしていきます。
今回レビューする製品
メーカー | OPPO(オッポ) |
製品名 | A5 2020 |
キャリア | SIMフリー |
発売時期 | 2019年11月1日 |
価格(税込) | 2万円台後半 |
OPPO A5 2020のオススメポイント
気になる点
- 結構大きくて重い
- ディスプレイの解像度が低い
- 防水・FeliCaに対応していない
OPPO A5 2020の評価
デザイン・質感 | 4.0 |
携帯性 | 3.5 |
レスポンス | 3.5 |
画面表示 | 3.5 |
バッテリー | 5.0 |
カメラ | 3.5 |
機能性 | 4.0 |
コストパフォーマンス | 4.5 |
デザイン・質感: 4.0
背面は丸みを帯びており、立体的な形状で美しいです。
形状だけでなく、グラデーションカラーも魅力の一つです。光の反射が綺麗で素敵ですね。
背面に比べれば側面フレームはつや消し処理がされており地味ですが、十分質感は高くて良い印象です。
スマホの中では安い部類ですが、外観からは価格以上のクオリティの高さを感じます。
携帯性: 3.5
サイズは縦163.6 x 幅75.6 x 厚さ9.1 mmとなっており、スマホにしては結構大きめです。
大きいサイズのスマホに慣れていない方には扱いにくく感じるかもしれません。
重さも195gとなっていて、結構ずっしり来ます。
携帯性はあまり良くありませんが、ディスプレイが大きくバッテリーが大容量であることを考慮すれば納得できます。
レスポンス: 3.5
2019年に登場したミドルCPU「Snapdragon 665」やRAM 4GBを搭載します。
WEBブラウジング・SNS・動画視聴など、大抵の作業を問題なくこなせる性能です。
実際にGoogle Chromeを操作してみると、快適なスクロールで読み込み速度も十分です。
さすがに高性能CPUを搭載するハイエンドスマホと比較すると明確な差がありますが、OPPO A5 2020を単体で使用している分には気になりません。
ゲームもあまり重いものでなければ、十分遊べる性能ですよ。
RAMも4GBあれば、普段使いで困ることはないでしょう。
画面表示: 3.5
6.5インチ液晶ディスプレイを搭載します。
HD+(1600 x 720ピクセル)という低めの解像度ですが、実際にはほとんど気になりません。ドットの粗さを意識させられるようなことはなく、文字や画像が滑らかに表示されます。
画質に関してですが、やや暗めの色合いでコントラストが低めな印象です。
ディスプレイ上部には水滴型のノッチ(切り欠き)が設けられており、インカメラが収まっています。ノッチは小さめであまり気にならないですね。
またディスプレイ下部のベゼル(縁)が太いのがやや気になります。ベゼルが薄ければ本体サイズも小さくできますし、見た目もスタイリッシュになりますからね。
大きくて見やすいのが魅力のディスプレイですが、解像度や画質などコストダウンが徹底的に図られているように感じます。
バッテリー: 5.0
バッテリー容量は5000mAhです。
2万円台後半で購入できるミドルレンジ帯ながら、スマホとしては最大級の容量となっています。
大容量バッテリーはOPPO A5 2020の一番の魅力と言ってもいいくらいですが、急速充電に対応していない点は気になりますね。
急速充電に対応していないので、5000mAhという大容量を充電するのに結構な時間がかかってしまいます。
また他のデバイスに給電可能な「リバース充電機能」を搭載しています。ハイエンドスマホのようにワイヤレスで給電することはできませんが、USBケーブルで給電できるだけでもありがたいですね。
バッテリー性能を重視するなら、こちらのスマホもオススメ!
→AQUOS sense3 実機レビュー | 大容量バッテリー搭載!国産初のDSDVも!
カメラ: 3.5
- 1200万画素(広角、F1.8)
- 800万画素(超広角、F2.25)
- 200万画素(ポートレート、F2.4)
- 200万画素(モノクロ、F2.4)
の計4つのカメラを搭載しています。
2万円台後半で買えるミッドレンジスマホにカメラが4つも搭載されているのが驚きですよね。
実際にメインで使用するのは広角・超広角の2つのカメラで、残りの2つは補助的な役割を果たします。
まず広角カメラですが、解像感が十分で値段以上の画質に感じます。ただし発色はやや暗めの印象です。
次に超広角カメラですが、周辺部の歪みが補正されており気にならない点が評価できますね。ただし、ややノイズが多めな印象です。
画質面で有利な広角カメラを中心に使うのが良さそうです。
2万円台のスマホとしては十分以上に優秀ですが、4眼カメラだからといって特筆して優れているわけではありません。
機能性: 4.0
ステレオスピーカーを搭載している点が大きな特徴です。ミドルレンジスマホの大多数はモノラルスピーカーですからね。
ステレオスピーカーにより臨場感のある音を再生することができ、ゲームや動画視聴が捗ります。
「microSD + SIM x 2」のトリプルスロットを搭載している点も見逃せません。
OPPO A5 2020はDSDV(SIM 2枚同時待受)に対応しているのですが、そこにさらにmicroSDを追加できてしまいます。
DSDVとmicroSDのどちらも必要な方には大変ありがたい機能ですね。
もちろん、LTEはドコモ・au・ソフトバンクの3大キャリア全てに完全対応しています。
また生体認証は指紋と顔に対応しており、背面には指紋センサーが搭載されています。
「防水」や「FeliCa」には対応していないので注意が必要です。ちなみに「防塵」には対応していますよ。
コストパフォーマンス: 4.5
5000mAhバッテリー・4眼カメラ・ステレオスピーカー・DSDV対応で2万円台後半はかなりお買い得だと思います。
低解像度ディスプレイや防水・FeliCaへの非対応など、コストダウンした箇所も見受けられます。
それでも、トータルで見ればかなりコストパフォーマンスは優れていると言えそうです。
OPPO A5 2020をオススメしたいユーザー
- バッテリーが最優先!サイズや重さは二の次
- ステレオスピーカーで臨場感のある音を体感したい
- ゲームやカメラ性能にはあまりこだわらない
スペック
メーカー | OPPO(オッポ) |
製品名 | A5 2020 |
キャリア | SIMフリー |
発売日 | 2019年11月1日 |
価格(税込) | 2万円台後半 |
OS | ColorOS 6.0.1(Android 9) |
本体サイズ | 縦163.6 x 幅75.6 x 厚さ9.1 mm |
重さ | 195 g |
カラー | ブルー、グリーン |
ディスプレイサイズ・種類 | 6.5インチ液晶 |
デイスプレイ解像度 | HD+(1600 x 720ピクセル) |
バッテリー容量 | 5000 mAh |
Qi(ワイヤレス充電) | × |
CPU | Snapdragon 665 |
内蔵メモリ | 4 GB RAM / 64 GB ROM |
外部メモリ | microSD(最大256 GB) |
アウトカメラ画素数 | 1200万画素(広角、F1.8) 800万画素(超広角、F2.25) 200万画素(ポートレート、F2.4) 200万画素(モノクロ、F2.4) |
インカメラ画素数 | 1600万画素(F2.0) |
対応バンド | FDD-LTE: B1/2/3/4/5/7/8/18/19/20/26/28 TD-LTE: B38/39/40/41 WCDMA: Bands 1/2/4/5/6/8/19 GSM: 850/900/1800/1900MHz |
SIMスロット | nanoSIM x 2 |
Wi-Fi | 802.11a/b/g/n/ac |
Bluetooth | 5.0 |
USB | Type-C (2.0) |
おサイフケータイ | × |
NFC | ○ |
防水・防塵 | IP5X(防塵) |
イヤホンジャック | ○ |
生体認証 | 指紋、顔 |
まとめ
【OPPO A5 2020】(オッポ)は5000mAhの大容量バッテリーや4眼カメラが特徴のミッドレンジスマートフォンです。
その他にもステレオスピーカーやDSDVなど、2万円台で購入できるとは思えないほどの機能性です。
大きめのサイズや平凡なディスプレイ性能さえ気にならなければ、ぜひオススメしたいコスパ抜群のスマートフォンです。